はじめに
婚活をしていると、一度はこんなことを考えるのではないでしょうか。
「この人でいいのかな。」
「もっと合う人がいるんじゃないかな。」
私も何度も悩みました。
30歳目前で、結婚を前提に3年間付き合った彼と別れ、その後は友人紹介、婚活アプリ、婚活パーティー、結婚相談所と、とにかく思いつく限りの婚活を経験しました。
振り返ると、婚活を始めた頃の私は、「結婚できる人」を探していました。
でも最後にたどり着いた答えは違いました。
私が探していたのは、「この人と日常を積み重ねていきたい」と思える相手だったのです。
今回は、今の夫と出会い、結婚を決めるまでのお話を書きたいと思います。
婚活パーティーで出会った彼の第一印象
夫と出会ったのは、地元で開催されていた婚活パーティーでした。
婚活パーティーは30回近く参加していたので、初対面の人と話すことにはもう慣れていました。
それでも毎回少しだけ緊張します。
会場に入り、プロフィールカードを見ながら順番に話していく。
そんな中で出会ったのが、今の夫でした。
第一印象は、
「ちょっとかわいい人だな。」
という程度。
運命を感じたわけでも、一目ぼれしたわけでもありません。
少し緊張していて、話すのもあまり得意そうではない印象でした。
一方の私はというと、婚活で鍛えられた会話力を総動員していました。
質問をして、話題を広げて、相手が話しやすい空気を作る。
婚活を始めた頃は緊張して何を話せばいいか分からなかった私が、いつの間にかそんなことを自然にできるようになっていたのです。
後から夫に聞くと、
「すごく話しやすかった。」
と思ってくれていたそうです。
婚活で積み重ねてきた経験は、ちゃんと自分の力になっていました。
パーティーのあと、初めて二人で話して感じたこと
パーティーが終わったあと、そのまま近くのカフェへ行きました。
そこで改めて話してみると、思っていた以上に会話が弾みました。
ただ、同時に少しだけ気になることもありました。
年下。
昔バンドをしていた。
配信もしている。
それまで婚活で出会ってきた人とは少し違うタイプです。
婚活をしていた私は、
「本当に将来のことを考えている人なのかな。」
と少し警戒していました。
正直に言うと、
「大丈夫かな?」
と思ったのも事実です。
条件だけを見れば、今まで会った人の方が安心できそうな人もいました。
でも、不思議と違和感はありませんでした。
話している時間が、とても自然だったのです。
「ミニオン?」と思った2回目のデート
2回目は、お互い歩くことが好きだったので、お散歩デートになりました。
待ち合わせ場所に現れた夫を見て、思わず心の中でツッコミました。
「ミニオン?」
黄色いトレーナーにオーバーオール。
しかも顔には傷。
話を聞くと、ランニング中に転んだそうです。
「大丈夫?」
と心配になるくらい傷だらけでした。
今思い返しても、なかなか強烈な登場だったと思います。
それでも、不思議なくらい気になりませんでした。
歩きながら話している時間が、とにかく楽しかったのです。
会話のテンポも合う。
沈黙も苦にならない。
気づけば、
「また会いたい。」
と自然に思っていました。
条件ではなく、「また会いたい」が答えだった
婚活を始めた頃の私は、条件ばかり見ていました。
年齢。
仕事。
年収。
結婚願望。
友人紹介では、「条件がいいから」と自分に言い聞かせて付き合いました。
婚活アプリでも、プロフィールを見ながら条件で比較していました。
結婚相談所では、条件も見た目も理想的な人とお見合いしたこともあります。
でも、どれもうまくいきませんでした。
一方で夫は、最初から完璧だったわけではありません。
むしろ、
「ちょっと大丈夫かな。」
と思う部分もありました。
それなのに、
何回会っても楽しい。
もっと話したい。
また会いたい。
そう思えました。
婚活で探すべきだったのは、「条件のいい人」ではなく、「また会いたいと思える人」だったのだと、そのとき初めて実感しました。
約半年で入籍した理由
付き合ってから約半年で入籍しました。
「早すぎない?」
と思う人もいるかもしれません。
私自身も少し悩みました。
でも、私たちは毎週末ほとんど一緒に過ごしていました。
買い物へ行く。
ご飯を作る。
テレビを見る。
家でのんびりする。
特別なデートではなく、普通の日常をたくさん過ごしました。
その中で思ったのです。
「この人となら生活できそう。」
恋愛と結婚は違うと言われます。
でも私にとって結婚を決める理由になったのは、ドキドキではなく、「日常が自然だったこと」でした。
話し合える人なら、一緒に乗り越えられる
結婚を考えていた頃、父の体調があまり良くありませんでした。
そのこともあり、夫は少し早めにプロポーズをしてくれました。
プロポーズ自体は想定していましたが、それでも嬉しかったことを覚えています。
そして、結婚を決めた一番の理由は、
「話し合いができる人だったこと。」
でした。
婚活を始めた頃の私は、相手に合わせて我慢することが多かったと思います。
でも婚活を通して、
自分の気持ちを伝えること。
違和感をごまかさないこと。
話し合うこと。
その大切さを学びました。
夫も、自分の考えを伝えながら、私の話もちゃんと聞いてくれる人でした。
だから、
問題が起きても、一緒に解決していける。
そう思えたのです。
結婚して分かったこと
結婚すると、「相性」は完成形ではないことにも気づきました。
夫は結婚前、かなり個性的な服装をしていました。
でも、
「こういう服も似合いそう。」
と伝えると、少しずつシンプルな服装になっていきました。
食事の好みも変わりました。
生活リズムも、お互い少しずつ歩み寄りました。
もちろん、無理に相手を変えるのは違います。
でも、お互いの意見を受け入れられる人なら、一緒に変わっていくことはできます。
結婚は、最初から完成された二人がするものではなく、一緒に作っていくものなのだと感じています。
婚活で一番変わったのは、自分だった
婚活を始めた頃の私は、
「この人でいいのかな。」
ばかり考えていました。
でも今なら思います。
本当に考えるべきだったのは、
「この人と一緒に生きていきたいか。」
ということでした。
完璧な人はいません。
私も完璧ではありません。
だからこそ、
何か問題が起きたとき、一緒に話し合えるか。
一緒に笑えるか。
また会いたいと思えるか。
その積み重ねの方が、条件よりずっと大切でした。
まとめ
30歳目前で結婚を前提に付き合っていた彼と別れたときは、本当に絶望しました。
友人紹介もしました。
婚活アプリも使いました。
婚活パーティーには30回近く参加しました。
結婚相談所にも入会しました。
当時は遠回りばかりしているように思っていました。
でも今振り返ると、どれひとつ無駄な経験はありませんでした。
たくさんの人と出会い、たくさん悩んだからこそ、自分が本当に大切にしたいことに気づけたのだと思います。
婚活は、相手を探す時間ではありませんでした。
自分がどんな人生を送りたいのか。
どんな人と日常を積み重ねたいのか。
それを知る時間だったのです。
もし今、「この人でいいのかな」と悩んでいる方がいるなら、一度だけ考えてみてください。
「この人でいいか」ではなく、
「この人と一緒に歩いていきたいか」。
その答えが、きっと一番大切なのだと思います。


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